兵庫県は5日、新たに男女43人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。 また、県は感染症対策本部会議を開き、今後の感染拡大に備え医療体制を整えるとともに県民に注意を呼び掛けました。
兵庫県内で感染が確認された43人のうち、16人はこれまでに24人の感染が確認されている南あわじ市の介護老人保健施設「ケアホーム南淡路」の入所者と職員で、これでこの施設の感染者は合わせて40人になりました。
兵庫県では3日、直近1週間の1日の平均感染者数が20人以上となり県が独自で定める基準の感染増加期になりましたが、5日で平均感染者数が29.1人となり30人以上と定めている感染拡大期1の水準近くまで感染者が増加しています。
これを受け、井戸知事は入院病床数を見直し300床から400床に増やすことや、インフルエンザとの同時流行に備えて進めている発熱時に対応するかかりつけ医などの指定医療機関を774カ所からさらに100カ所程度増やすなど医療体制を整えることを明らかにしました。 また、知事は県民に感染リスクの高い施設の利用などは注意してほしいと呼び掛けています。