宝塚市の中学校で、柔道部の生徒2人が顧問だった男から繰り返し柔道技をかけられ大けがをするなどした事件で、神戸地検伊丹支部は元顧問の男を傷害の罪で起訴しました。
傷害の罪で起訴されたのは、宝塚市立長尾中学校の教諭で柔道部の元顧問の男(50)です。
起訴状などによりますと、男は柔道部の顧問を務めていたことし9月25日、校内の道場で柔道部の男子部員2人に対し、床に倒れたところを全身で抑え込んだり、意識を失った部員を平手打ちで起こし、暴行を繰り返したなどとされています。2人の部員はそれぞれ、全治およそ3か月と全治1週間のけがをしました。
これまでの調べで男は、道場の冷蔵庫に保管していたアイスクリームを部員らが勝手に食べたことに腹を立て、暴行に及んだとみられています。 神戸地検は男の認否を明らかにしていません。