■姫路1-3NEC/11月1日 ヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市)
女子バレーボールVリーグ1部(V1)ヴィクトリーナ姫路は11月1日、ホームでNECレッドロケッツと対戦し、4セット中、3セットがデュースとなる熱戦の末、敗れた。
姫路は前日の久光戦に続いてホームで連敗し、1勝3敗(3ポイント)で9位。
NECは4勝1敗(12ポイント)で3位。
■前戦の反省生かして
前日の敗戦後、姫路のキャプテン貞包は「試合の最初から自分たちのバレーをすること」を課題に挙げた。
この日は、第1セット序盤からペースをつかみ、途中出場した孫田の躍動感あるスパイクなどで20-14とリード。
いったんNECに追い付かれながらも、セットポイントを2度つかんだ。しかし決めきれず、最後は攻撃の連係ミスが出て、27-29で落とした。
第2セットは、9-15とリードされた場面で金杉を投入。金杉の強烈なスパイクなどで22-22の同点に持ち込んだ。
NECのセットポイントを逃れてデュースに持ち込み、前NECの荒谷がサービスエース。さらにライトからの田中のスパイクで第2セットを奪った(27-25)。
■再三の粘り見せる
第3セットも、4点差をはね返し22-22としたが、孫田のスパイクがブロックされるなど、3連続失点でセットを奪われた(22-25)。
第4セットは終盤、金杉の連続スパイクで23-21とリードするが、NECに追い付かれ、逆に23-24とマッチポイントを握られた。
しかし姫路は粘る。田中のスパイクで24-24のデュースに持ち込み、2度目、3度目のマッチポイントも、金杉のスパイクで切り抜けた。
しかし最後、貞包のスパイクがアウトとなり(チャレンジも失敗)、26-28で落とした。
■勉強になった試合
試合後、姫路の中谷監督は、「各セットともあと一歩のところが、数字に現れない部分の差でもあるし、そういうプレーを確実にやっているNECレッドロケッツに見習うべきところがたくさんあると、勉強になった試合でした。
身長が低く高さのないチームなので、そういった点数に現れないプレーを普通にこなして、Vリーグで1番になれるように練習を重ねていきたいと思います」とコメントした。
姫路は11月21日(vs東レ)、22日(vsトヨタ車体)にもホームゲームを行う。
両試合ともサンテレビで生中継する。
(浮田信明)