2020年10月31日(土曜日) 22:32 地域・まち文化・スポーツ

【Vリーグ】ヴィクトリーナ姫路、粘るもホーム初戦落とす

■姫路1-3久光/10月31日   ヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市)

 

女子バレーボールVリーグ1部(V1)ヴィクトリーナ姫路が10月31日、今季初のホームゲームを行なった。
 
昨季は毎回満員となった本拠地ヴィクトリーナ・ウインク体育館だが、今季は入場制限が行われ、大声での声援やスティックバルーンなども禁止された。
それでも観客は早くから入場し、拍手で懸命に応援した。
 
試合は久光スプリングス(練習拠点:神戸市)に1-3で敗れ、姫路は通算成績1勝2敗となった。久光は3勝2敗。
 
 

■高さに挑んだ姫路

 

久光はアキンラデウォ(191cm)、中川(182cm)、濱松(182cm)、石井(180cm)ら大型選手が先発。
 
一方の姫路はセッターとリベロを除く先発5人の平均が172cmと、高さで劣った。
 
しかし姫路は、第1セットを落としたものの(19-25)、第2セットは、レフトから貞包(さだかね)と松本、ライトから田中、センターから荒谷(あらたに)と長野による多面攻撃を展開。
 
久光のディフェンスを打ち破り25-19でセットを奪ってタイに持ち込んだ。
 
 

■持ち前の粘り見せたが

 

第3セットは19-25で奪い返され、姫路は後がなくなった。
 
第4セット、序盤リードされた姫路は、セッター櫻井のツー攻撃などで追撃。
 
12-13から久光のスパイクを何度も拾って白熱のラリーを展開し、最後は貞包がスパイクを決め13-13の同点に追い付くと、ひときわ大きな拍手がわいた。
 
姫路は松本の連続バックアタックなどで19-19まで競り合ったが、ここから6連続失点し、久光に押し切られた。
 
チームに合流した新外国人選手のアリョーナ(モルドバ)はベンチ入りしなかった。
 
  

■もっと攻撃できる

 

試合後、会見した姫路の中谷(なかや)監督は、3戦を終えたチームの現状について、「ディフェンスはよくできている」と評価。
「攻撃はもう少しできるし、できるだけの練習は十分している。リーグを通して成長してほしい」と期待を込めた。
 
11点を挙げたキャプテン貞包は取材に、「試合の最初から自分たちのプレーを出せるかが課題」。
 
16点を挙げた松本は「平均身長が低いチームなので、スパイクの精度を上げたい」とコメント。
 
16点を挙げたサウスポー田中は「ライトでもっと決定力を上げて、レフトの負担を下げる���が自分の役目と思っている」と語った。
(浮田信明)
 
 
 
 
 

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