兵庫県警は、2010年に神戸市の書店で現金を奪ったとして、男2人を逮捕しました。この事件は時効の成立まで2カ月を切っていました。
強盗の疑いで逮捕されたのは、芦屋市に住むトラック運転手の男(30)と、大阪府箕面市に住むアルバイトの男(31)の2人です。
警察によりますと2人は、2010年12月13日の未明に営業中だった神戸市兵庫区の書店に侵入し、店員にスタンガンのようなものを押し付けたほか、金庫から現金およそ61万円を奪った疑いが持たれています。
防犯カメラの映像などから店の元従業員だったトラック運転手の男が事件に関与した人物として浮上していましたが証拠が足りず、この事件は発生から10年の時効まで2カ月を切っていました。
調べに対しトラック運転手の男は容疑を認め、アルバイトの男は「トラック運転手の男が何をするのか全く聞かされていなかったので金を盗んだとは知らなかった」と、容疑を否認しているということです。