2020年10月23日(金曜日) 13:20 事件・事故

市が院長の「精神保健指定医」取り消し要請へ
 神出病院虐待事件 

兵庫県神戸市の神出病院での入院患者虐待事件で神戸市が男性院長が持つ精神保健指定医の指定取り消しを求め、国に報告する方針を固めたことが分かりました。

神出病院を巡っては入院患者同士を無理やりキスさせたり逆さにしたベッドの下に閉じ込めたりするなどの虐待行為をしたとして元看護師の男ら6人が起訴され3人が執行猶予付きの有罪判決、3人が実刑判決を受けています。 さらに、神戸市が行った調査で患者4人をおよそ2週間にわたって1つの部屋に閉じ込めるなど不適切な隔離をしていたことも明らかになりました。

事件や調査内容を踏まえ神戸市は、院長が精神保健福祉法で定められた管理者責任を果たさず、患者の人権が侵害されたとして指定医資格の取り消しを求め国に報告する方針を固めたということです。

指定取り消しは今後、市の報告を受けた厚生労働省が審議会の答申を踏まえて判断します。

LINE

あわせて読みたい

広告

広告

広告

PAGE TOP