兵庫県は県立尼崎総合医療センターで70代の男性患者の肺がんを見落とす医療事故があったと発表しました。
男性はがんが進行し、骨へ転移しているということです。
県によりますと2017年に、県立尼崎総合医療センターで放射線科の医師がCT検査を受けた70代の男性に肺がんの疑いがあると指摘したにも関わらず、外来の担当医師とその後男性が緊急入院した際の担当医師が検査のレポートを確認せず、およそ3年間放置しました。
男性のがんはステージ1からステージ4に進行し骨へ転移しているということです。
また、2017年に県立西宮病院で70代の男性のCT検査の画像が確認されず、男性がその後死亡した事故で県は治療が遅れたことに対する過失を認め、患者の遺族に400万円の損害賠償金を支払うと発表しました。
県は謝罪した上で「再発防止に努める」としています。