■初戦相手は強豪

男子バレーボールVリーグ2部（V2)兵庫デルフィーノ（チーム所在地：尼崎市）の選手3人が10月20日、サンテレビのミニ番組「サンぷん！」（10月29日放送）の収録を行い、今季V2リーグへの抱負を語った。

身長196㎝の西澤岳ら3選手がスタジオに並んだ。
デルフィーノは昨季、初めてV2に昇格したが、12チーム中の11位。
番組収録で西澤は「（V2は）レベルが高く、自分たちのバレーを簡単にさせてくれなかった」と振り返った。

またコロナ禍でのトレーニングについて問われた猪岡（いのおか）恭平は、「チーム全員で自宅でZoomを使い、トレーナーの指導を受けてきた」と答えた。

今季の男子V2リーグは11チームが参加し総当たり20試合を行う。
デルフィーノの初戦（10月31日 茨城県土浦市）は昨季リーグ1位の富士通が相手。
澁谷（しぶたに）杜斗は、「昨季の悔しさを晴らし、感動する試合を届けられるように頑張っていきたい」と意気込み、西澤も「強豪に勝って流れを付けたい」と語った。

■来年、西脇で4試合

デルフィーノは戦力強化のため、チーム創設以来初めて外国籍選手と契約。近くチームに合流する。
兵庫県に拠点を置く女子Vリーグ（V1）チームは、JTマーヴェラス（西宮市）、久光スプリングス（神戸市）、ヴィクトリーナ姫路（姫路市）が揃うが、男子はデルフィーノだけ。上位進出を望むファンの声も大きい。

来年1月23日、24日と、2月27日、28日には西脇市総合市民センターでホームゲームが行われる。

＜兵庫デルフィーノ＞
“地域に根差したチーム”を目指して2006年発足。翌年「阪神デルフィーノ」としてVリーグ入り（V・チャレンジリーグ）。2012年、「兵庫デルフィーノ」に改称。2019年、V2に昇格し、2勝17敗で11位。所属選手は22人。NPO法人「阪神バレーボールコミュニティ」が運営し、スポンサー企業などが支える。子どもたち向けスクールや教室も開校。「デルフィーノ」はイタリア語でイルカ。
（浮田信明）