120年に1度しか咲かないといわれる竹の花が小野市の竹林で見つかり、珍しい光景が近隣住民の間で話題となっています。
小野市鹿野町の竹林で辺り一面に咲いているのは、めったに見ることができない竹の花です。2カ月ほど前に近くに住む冨田徹さんが偶然見つけました。
花が咲いていない竹の緑色と比べると花がある方の竹はくすんだ薄茶色で、すでに開花のピークは過ぎているとのこと。竹の花は60年から120年に1度だけ咲くといわれていて、花が散ると種が飛び、その竹林は枯れてしまうということです。
竹の花の写真を確認した県立フラワーセンターの石田均園長によると、竹の種類は「淡竹(はちく)」とみられ、全国的な開花時期に入っている可能性があるとのこと。
なぜ竹の花は一生に1度だけ咲くのかなどそのメカニズムはまだ解明されていませんが、小野市の竹林の珍しい光景は話題となり、近隣のまちからも見学者が訪れているということです。