西宮市の障害者支援施設で入所者が虐待を受けた事件で、傷害などの疑いで逮捕された元職員の男が「新型コロナウイルスの影響で忙しくなり、ストレスがたまっていた」と話していることが分かりました。
暴行と傷害の疑いで10月14日送検されたのは、西宮すなご医療福祉センターの元職員の男(32)です。
警察によりますと、男はことし7月、入所者の53歳の男性に対し脇腹を足で蹴るなどの暴行を加えたほか、顔を床に打ち付けてけがをさせた疑いが持たれています。
ことし7月に施設から通報を受け西宮市が立ち入り調査し、先月、県警に相談していて、男は市の聞き取りに対し「新型コロナウイルスの影響で忙しくなり、ストレスがたまっていた」と説明していたということです。
また、施設に設置されたカメラの映像から他にも20代から50代の入所者9人に断続的に虐待していたとみられています。 警察の調べに対し、男は容疑を認めているということです。