■阪神2-0中日
阪神先発の岩田が好投し、今季初勝利。復帰の梅野のソロホームランなどで挙げた2点を、セットアッパー藤浪、抑えスアレスが守りきった。
■必死さ伝わる岩田
(岩田はテンポよい投球で初回を三者凡退に抑えた)
中田氏 「(これまでの)岩田は2ストライク取っても2-2あたりまで行くんですよ。どうしても球数が多くなるんですね。
(きょうは)追い込んですぐ勝負している。いい感じじゃないですかね」
(岩田は2回、3回と三者凡退に抑える)
中田氏「(岩田は)自分の置かれたポジションを分かってる。年齢的にも。
やっぱ、必死ですよね。見てて伝わりますよね。きょうは勝ってほしいです」
(阪神は6回に相手ミスで1点先制。岩田は無失点のまま7回のマウンドへ。
先頭打者を出したが、ダブルプレーで切り抜ける。しかし続く高橋にピッチャー強襲安打を打たれ、矢野監督が交代を告げた)
中田氏「この回、投げ切って交代させてあげたかったですね。好投していても、イニング途中で下がると、悔いが残るんですよね」
(結果、岩田は勝ち投手となり、お立ち台に上がった)
岩田「消えそうで、消えないマジックみたいなのが岩田稔だと思っているので、そういうふうに頑張っていけたらなと思います」
■160キロ連発にどよめき
(2-0となった8回、藤浪が登場した)
中田氏「(藤浪は)リリーフになってやっとバッターと勝負してるなという感じ受けました。今までは自分の悩みの中でマウンドに立っていた」
(藤浪は最初のバッター堂上を空振り三振に取り、続く木下への2球目に豪速球を投げ込んだ)
中田氏「うわっ! 」
(木下は空振り。球速表示は「160km/h」)
木内アナ「160キロ、出ました」
中田氏「おお、素晴らしい!」
(次の球も160キロ。木下をセカンドゴロに打ち取った)
中田氏「伸び伸び投げてるからコース的にもいいとこ行きますよね」
(3人目の代打井領にも、160、158、160、160、158とストレートを続け、カウント1ボール2ストライクに追い込んだ)
中田氏「左足がしっかり乗り出しましたね。悪い時はフラフラしてました。
これであとストンと落ちたら、ほとんど三振しますからね」
(その通りに藤浪は変化球を落として空振り三振に取った。中継カメラは、ベンチに戻った藤浪がペットボトルを手にニッコリ微笑むシーンをとらえた)
木内アナ「いい表情してますね」
中田氏「仕事をやり遂げたというか、笑顔がいいですよね」
(試合後、お立ち台に立った梅野が藤浪について語った)
梅野「ほんとに晋太郎のね、皆さんの声援というのはすごいなと思ってるし、これからも、どんどん、どんどんね、そういう声援で応援してくれて、そしたら晋太郎もね、ピッチングも自信に変わっていくんじゃないかと」
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次回のサンテレビボックス席は10/6から広島vs阪神戦(マツダスタジアム)を3戦続けて生中継する。
(浮田信明)