2020年09月30日(水曜日) 15:43 事件・事故

丹波市元職員の男に有罪判決 水道管工事で入札情報漏えいの罪

市が発注した水道管工事で、入札情報を漏らしたなどの罪に問われた丹波市の元職員の男に対し、神戸地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

官製談合防止法違反などの罪に問われていたのは、丹波市水道部工務課の元主査の男(41)です。

判決によりますと元主査の男は市が発注し、去年9月に入札が行われた水道管の入れ替え工事で、「前田建設(丹波市)」社員の男(49)に設計金額を教え、不正に落札させました。

30日の判決で神戸地裁の野口卓志裁判官は、「元主査の男は、技術力のある前田建設に落札させれば、業務が円滑に進むと考えたが、それは正当な理由とは言えない」「職務に反して情報を漏らしたことは、強く非難される」と指摘。

一方で、「懲戒免職処分となるなど、一定の社会的制裁を受けている」などとして、元主査の男に対し懲役1年6カ月、執行猶予3年を言い渡しました。

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