神戸市の精肉卸会社の食肉偽装事件で、不正で得た利益がおよそ1830万円に上ることが分かりました。
不正競争防止法違反の疑いで送検されたのは、兵庫県神戸市東灘区にある精肉卸会社の元社長の男(60)です。
警察によりますと元社長は2017年5月から2019年1月までの間に、牛肉およそ105キロを和牛と偽ったり、豚肉およそ75キロをブランド豚と偽ったりして販売した疑いが持たれています。
また、警察は9月25日、元社長とともに不正に販売したとして元従業員の56歳の男性と38歳の女性を書類送検しました。
警察によりますと、牛肉などの入荷と出荷の伝票を調べたところ、不正で得た利益はおよそ1830万円とみられるということです。
調べに対し、元従業員らは「社長の指示でやった」と供述し、元社長は「従業員が勝手にやった」と否認しているということです。