2020年09月25日(金曜日) 12:05 事件・事故

神戸市の特別養護老人ホーム 資格のない職員が入所者に「胃ろう」

神戸市の特別養護老人ホームで、長期にわたり資格のない職員が医療行為に当たる「胃ろう」などの処置をしていたことが分かりました。

神戸市灘区の特別養護老人ホーム「きしろ荘」によりますと、看護職員の退職により去年の春から今年の春ごろにかけて資格を持たない施設長が胃にチューブで栄養や薬を補給する「胃ろう」を入所者8人に対して行っていたということです。

さらに、施設では数年前から厚生労働省の特別養護老人ホームの設置基準で「週2回以上」と定められている入浴回数を下回っていたほか、去年1年間、およそ50人いた入所者全員の介護に必要なケアプランを作成していなかったということです。

施設長は「悪いことだとは分かっていたが人手不足だった」と謝罪していて、「現在は入所者の数を減らして不適切な状態は解消されている」としています。 神戸市はすでに施設の調査に着手しているということです。

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