南海トラフ巨大地震に備え、消防や警察などが新型コロナウイルスの対策をしながらの防災訓練を尼崎市などで行いました。
尼崎市や西宮市など兵庫県内4カ所で行われた合同訓練には、消防や警察、自衛隊など合わせて70機関からおよそ700人が参加しました。
訓練は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症が流行している中で、南海トラフ巨大地震が発生したという想定で行われました。
参加者は車や建物に取り残された人を救助する手順を確認したほか、避難所の入口で検温を行い、発熱している人を専用のエリアに分けるなどしていました。
また、9月20日の訓練には兵庫県の井戸敏三知事も参加し、防護服に身を包んだ医療従事者が対応する姿などコロナ禍での避難所運営の様子を確認していました。
県は自然災害が起きた際、新型コロナウイルスの対策を取りながら、被害を最小限に留める準備を続けたいとしています。