優れた業績を挙げた兵庫県ゆかりの個人や団体に贈られる「神戸新聞平和賞」の表彰式が神戸市内で開かれました。

神戸新聞平和賞は、平和憲法施行を記念し、1947年に設けられたもので、ことしは、建築家の安藤忠雄さんが受賞しました。

安藤さんは、国内外で活躍する世界的建築家で、阪神淡路大震災で傷ついた兵庫県に多くの施設を建てるなど創造的な復興に力を尽くしてきました。

そして、現在は、震災の記憶を次の世代につなごうと、神戸市中央区の東遊園地に「こども図書館神戸」の建設にも取り組んでいます。

このほか、文化賞には、40年以上モダンダンスの普及活動を続けてきた藤田佳代さんが選ばれ、社会賞には、阪神淡路大震災後を原点に社会課題を解決する認定ＮＰＯ法人「コミュニティサポートセンター神戸」が受賞。

そして、関西学院大学アメリカンフットボール部の黄金時代を支え、日本一に導いた鳥内秀晃前監督にスポーツ賞が贈られました。