想定される最大規模の台風などによる高潮被害について、播磨沿岸と淡路沿岸の浸水想定図が公表されました。
「高潮浸水想定区域図」は、中心気圧が910ヘクトパスカルの台風が最も潮位が高くなる経路で到来するなど「500年から4000年に1度」の条件を想定して兵庫県が作っているもので、これまで尼崎市から神戸市までの沿岸について公表されています。
31日新たに公表されたのは播磨沿岸と淡路沿岸で、想定図は防潮堤が破壊された場合と破壊されなかった場合とで分けられ、色が濃い場所ほど浸水の深さが大きいことが示されています。
水平避難が困難になる0.5メートル以上の浸水が想定されるエリアは播磨沿岸でおよそ1万4400ヘクタール、淡路沿岸でおよそ2200ヘクタールとなっていて、加古川市や姫路市など低い平地が広がる地域は浸水面積が大きくなっています。
「高潮浸水想定区域図」は県のホームページで公開されていて、10月には残る但馬沿岸が公表される予定です。