2020年08月25日(火曜日) 17:46 地域・まち

【特集】防災キャッチ~台風情報の正しい見方

3分動画で学ぶ防災コーナー。

今回は、台風情報を正しく理解できているのかどうか、クイズを交えてご覧いただきます。

いつもよく見る台風の予報円。

赤や黄色、白の点線はどんな意味があるのでしょうか?

神戸地方気象台 地域防災官河野俊一さんが解説してくれます。

【第1問】赤い円の意味は?

【正解】この画面の中の×印。台風の最新の位置を表しています。

風速(10分間平均)25m以上の風が吹いているか 地形の影響がなければ吹く可能性がある暴風域を表しています。外側にある黄色の丸は、強風域。

風速(10分間平均)15m以上の風が吹いているか、地形の影響がなければ強く吹く可能性のある強風域です。

 

【第2問】白い点線の円の意味は?

【正解】この破線の円は、予報円といって台風の中心が到達すると予想されている範囲を表しています。台風の大きさを表しているのではありません。この予報円の中に台風の中心が進む確率は70%。白い点線に沿って台風が進むとは限りません。

 

【第3問】台風の強さは?

台風の強さは???で決まる。暴風や高潮被害の大きかった2018年9月の台風21号では、「猛烈」で「超大型」の台風に発達しましたが何を基準に決められているのでしょうか?

【正解】台風の強さは風の強さで決まります。最大風速が33mから44m未満だと強い台風。

さらに風が強いと非常に強い、猛烈という階級に。

風速15メートル以上の強風域の半径が大きければ、大型や超大型と言われます。

 

高潮や高波など危険がある地域に住んでいる方や土砂災害の危険区域に住んでおられる方は風雨が強まってからの移動は危険を伴いますので、強まる前に安全なところに早めに避難していただくことを心がけていただきたい。(地域防災官河野俊一さん)

【気象庁からお知らせ】

熱帯や亜熱帯の海の上で発生する低気圧を熱帯低気圧と呼び、最大風速17.2m以上になると台風と言われます。

スーパーコンピューターによってこんな予報も!

現在は熱帯低気圧は、1日先のみの予報を提供していたんですけどことしの9月には、台風になる可能性のある熱帯低気圧の場合には、5日先までの予報を行うように改善を行う予定です。

 

-2020年8月25日放送「情報スタジアム 4時!キャッチ」より

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