阪神淡路大震災を乗り越え、2020年10月に取り壊しが決まっている神戸市役所2号館に、鮮やかな壁画が完成し、街を彩っています。
神戸市役所2号館と、その隣にあった花時計跡地の壁には「震災」や「神戸の街」などをテーマに7組のアーティストが描いた6つの作品が完成しました。
神戸市役所2号館は阪神淡路大震災で庁舎の6階部分が崩れ、その後も補強して使用され続けてきましたが、老朽化により2020年10月に取り壊されることが決まっています。これまでの感謝を伝えるとともに、街を芸術で彩ろうと始まった今回のプロジェクトには、全国から801人、合わせておよそ570万円の寄付が集まりました。
14日は2号館の北側の壁で、アートユニット「HITOTZUKI」の2人が、作業車に乗り、縦8メートル、横30メートルの巨大なキャンバスに描いた作品を完成させました。 これらの壁画は取り壊しの作業が始まる2020年10月ごろまで楽しめるということです。