サンテレビボックス席の解説を務めた真弓明信さん
阪神3-2DeNA/5回コールド(7月10日 阪神甲子園球場)
観客が戻ってきた甲子園。初回、DeNAが梶谷の先頭打者ホームランで先制したが、その裏、阪神が近本、大山のホームランなどで一気に逆転。激しい雨の中、青柳が5回を投げ抜いた。
■大山4番でいい
1点ビハインドで最初の打席に立った1番近本。サンテレビボックス席の解説を務めた真弓明信氏(太平洋・クラウンー阪神…阪神監督)が、「もう(調子が)上がってくるんじゃないですかね。どこが悪いという所が余りないんですよ」と期待した直後、近本の打球が右中間スタンドに突き刺さった。
「スライダーかなというボールを上手くとらえましたね。早く追い付きたい所でこのホームランは大きいですね」
(更に1点加えて、4番大山がレフトスタンドに3号ソロ)
真弓氏「これまで引っ張ってホームランというのが余りなかったんですが、レフトの方向に打てるようになりましたからね。本当に調子上がってきているんでしょうね。しっかり振れてます。これだけ調子良かったら、マルテが帰ってきても4番でいいんじゃないですかね」
■青柳に手拍子が起きる
(試合開始から雨が降り続き、阪神ファンは試合成立を願った。試合が成立する5回。DeNA先頭の戸柱の速い打球をセカンド糸原がさばいた)
実況:濱野圭司アナ「1塁、アウト。ぬかるんだグラウンド、懸命のプレーです、糸原」
真弓氏「こういうプレーは大きいんですよね。出してしまうと、このイニング難しくなってきますから」
(DeNAが1点差とし、2死1塁でバッターはソト。青柳が足を取られながら懸命に投げる。カメラは指を組んで祈る観客を映した)
濱野アナ「声援が自然に湧き上がってくる阪神甲子園球場…というのはいいですねぇ」
真弓氏「そうですね」
濱野アナ「鳴り物禁止。手拍子での応援が続きます」
(青柳はソトを空振り三振に仕留めてスリーアウト。バットを止めかけたソトに真弓氏は思わず「あ、スイング!」。これで試合成立)
真弓氏「タイプ的に青柳は、足場が悪いとものすごく投げにくいピッチャーだと思うんですね。本当に粘って粘って2点に押さえた」
■4連勝、ホームが続く
(5回表終了で試合が中断。そのままコールドゲームとなり阪神勝利)
真弓氏「(先週金曜の広島-阪神戦が)雨で流れて、あれで雰囲気変わりましたね。 ホームランで点が取れるようになった。これからホームゲームが続きますんで連勝はしやすいですよ」
次回のサンテレビボックス席は7月11日(土) 18時から阪神-DeNA戦を生中継する。
(浮田信明)