兵庫県立人と自然の博物館と筑波大学などの研究チームは丹波地域に分布する篠山層群で世界最小の恐竜の卵の化石が見つかったと発表しました。
今回篠山層群で新たに発見されたのは世界最小となる恐竜の卵の化石です。 長さ4・5センチ、幅2センチで重さはおよそ10グラムでウズラの卵ほどと推定されるということです。
丹波篠山市と丹波市にまたがる篠山層群は、2006年に大型恐竜「丹波竜」の化石が見つかるなど、国内有数の恐竜化石の産地として知られています。
2019年1月から3月に丹波市のおよそ1億1000万年前の地層で発掘調査を行ったところ4種類の卵殻化石が発見され、このうち1つが世界最小の恐竜の卵の化石だと分かったということです。
この化石は「丹波竜」の第一発見者・村上茂さんの名前にちなんで「ヒメウーリサス・ムラカミイ」と命名されました。
化石は6月30日から兵庫県立人と自然の博物館で展示されるということです。