2020年06月17日(水曜日) 17:46 地域・まち

子育て奮闘中 神戸で絶滅危惧種のヒナを確認

環境省や県が絶滅危惧種に分類する渡り鳥のヒナが神戸市内の海岸で確認され、子育てする様子を多くの愛好家が見守っています。

神戸市内の海岸の砂浜で卵を温めているのは毎年5月ごろに飛来する渡り鳥のコアジサシです。

コアジサシは海岸や河川の砂浜に巣を作りますが、国内では巣作りをできる環境が減り2012年に環境省の絶滅危惧2類に位置づけられ、県では2013年に絶滅危惧種としてBランクに指定しています。

16日までは3羽のヒナが確認されていましたが、17日は2組のカップルが交代で卵を温めている姿しか確認できず、集まった写真家たちも残念そうでした。

また同じ場所では同じく絶滅危惧2類に位置づけられているシロチドリのヒナの姿が確認されました。

シロチドリは全国に分布していますが、繁殖する砂浜などが激減していることから県では絶滅危惧種Aランクに指定しています。

神戸市は毎年この時期に砂浜の一部を封鎖して繁殖できる環境を守っていて、集まった人たちが子育てに奮闘する姿を見守っていました。

LINE

あわせて読みたい

広告

広告

広告

PAGE TOP