4時!キャッチ 久元喜造神戸市長生出演

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神戸市の久元喜造市長にお話しを伺います。
よろしくお願いいたします。 

【藤岡キャスター】

兵庫県では1カ月間感染者ゼロで、神戸市もしばらくの間、新規感染者がゼロが続いているんですね。

【久元市長】
そうです。5月13日に新規患者が確認をされて以来34日発見されていないということですから。
やはり市民の皆さんのご協力のおかげだという風に思っています。

【藤岡】
34日間、新規陽性者がゼロだということなんですね。
収束したという風に言えると思うんですけども、今皆さんがやはり気になっているのが10万円の特別給付金だと思います。
ということで次の項目になります。
そこで、給付作業が行われている現在の様子をご覧ください。

先週の金曜日に収録をさせていただきました。
こちら神戸市内の作業現場の様子で、神戸市民から届いた申請用紙を元にスタッフが作業を行っています。

私も現場の撮影に立ち会わせていただいたんですけども、
封筒を負けるチームであったり、情報を入力していくチームであったり、
チェックするチーム、時間がかかりそうな難しいものに対応していくチームであったりとか、効率化を図るために分業で行っていました。
かなりの人数で行なっているんですね。

【久元市長】
250名のスタッフの皆さんがきちんと分担をして、とにかく一刻も早く市民のみなさんに特別定額給付金を届けようということでチームワークを組んで懸命に頑張ってくれています。
特別給付金室の職員の皆さんと、それから作業にあたっていただいているスタッフの皆さんが、本当に気持ちを通じ合って頑張っておられます。
350件を超える市民の皆さんから励ましとか感謝とかそういうメッセージが伝えられて、それをボードにこうやって貼ってるんですね。
この事がやはり作業に当たってる皆さんにとってはすごくうれしいし励みになり、すごく作業は順調に進んでいると思います。

【藤岡】
1日で言うとだいたい4万件くらいのペースですか?

【久元市長】
6月10日ぐらいからどんどんペースを上げまして今日は6万3千件を振り込み。
明日も大体5万件ぐらいいきそうで、今の支給率は37.7%という数字が出ていますが、これがおそらく明日は50%を超えられるだろうと。

【藤岡】
かなり急ピッチ進めれられてるんですね。

【久元市長】
どんどんペースはあがっています。

【藤岡】
スタジオの神戸市民サニ―さんも気になっていらっしゃいます。

【サニーさん】
皆さん一生懸命頑張って、給付金の作業行ってくれてるんですけど、やっぱり周りの声、僕も含めてなんですけれども、3週間以上前に申請してるんですが、
今朝まだ振り込まれてないなっていうこともあって、
どうなってんのかなと思いましたね。

【久元市長】
全国の自治体ができるだけ早く届けたいと作業してるんですが、特に大都市は大変です。
神戸市は大都市の中でもトップクラスのスピードで振り込みたいっていうことで、明日には半分以上届くんですが、逆に言うとまだ半分以上の皆さんが受け取っていないので、先ほどのあのような声になると思うんです。

今のペースで行くと今日時点で市に届いたものは申請書類に誤りがなければ、6月中には届けるというつもりで作業しています。

【藤岡】
ちょっと画面を変えていただけましょう。
今後届く見込みということで映像が出ると思うんですけども。

【久元市長】
当初2カ月ぐらいかかるんではないかと思ったんですが、とにかく職員やスタッフの皆さんがいろんな工夫をしたり作業の段取りをしてくれています。
例えば封筒はもう90%以上届いていますから、ハサミで封を切るスタッフが銀行の振込の方にシフトしているんです。
そういう形でどんどん作業をペースを上げて6月16日までに私どもに届いたものは6月中に届けると頑張っています。

【藤岡】
神戸市のホームページにもこの申請や給付状況の最新情報をアップしていますのでご覧いただければと思います。

続いて、久元市長にはこのような項目を聞いていきます。

◎神戸市の独自のコロナ対策について
◎第2弾の対策、補正予算
◎芸術文化活動支援
◎児童生徒に1人1台のノートパソコンを
◎妊産婦に1万円のタクシー利用助成

【藤岡】
まず一つ目です。
神戸市の緊急雇用策ということです。
新型コロナウイルスの影響で内定を取り消された新卒者、また離職した一人親家庭にも雇用対策ということで、臨時職員として雇っているって事なんです。

【久元市長】
本当に志を持って就職が決まったにも関わらず、会社側にもやむを得ない事情があると思うんですが、
内定が取り消された学生の皆さんは相当困っているということです。
神戸市がそれぞれの学生の皆さんができるだけ希望するような仕事に携わってもらおうということで、緊急雇用することにしました。
これまで8名の皆さんが市役所の中で頑張ってくれています。

【藤岡】
一人親の家庭にも、というですけども
まだまだこれからも受付はしているということですね?

【久元市長】
一人親家庭のお母さんお父さんは、非正規の方が多いということで、多くの皆さんがコロナの影響を受けていると思います。
ですからの神戸市としていち早くひとり親家庭の方々の緊急雇用を行いました。
今までに29名の方が採用されています。
最大100名までの定員をとっていますので、そういう状況にある方は私どもの当局の方にご相談を頂ければと思います。

是非活用していただきたいですね。
 
【藤岡】
続いては中小企業などへの家賃補助。
これも神戸市が早くから動いたということだそうですね?

【久元市長】
これは神戸市が全国の自治体の中でも最も早く動いたと思います。
半分以上の家賃の減額をしたオーナーの方に、最大200万円まで補助しようとということです。
この神戸市の取り組みは国会でも取り上げられ、それが政府の第2次補正にも盛り込まれました。
ですから私どもの対象は5月までに家賃を減額をした者ですが、神戸市のこの独自の政策が家賃助成の先駆けの役割を果たしたと思います。
家賃は固定費ですから相当ご飲食店とかお店とかいろんな市内の事業者の皆さんがこの家賃のお支払いに大変苦労されていると思います。
ぜひ私どものものを活用して頂いて、後は国のものも有効に使って頂ければ
と思います。これ以降は国の方がさらに手厚い対策を講じると思いますので。

【藤岡】
こちらは6月30日までとなっています。
続いて伺うのが中小企業のチャレンジ支援というものです。
例えば、居酒屋が弁当のテイクアウトとから販売したりとか、テレワークを導入したい、こういったもの、新しいことへのチャレンジ、これに補助があるのですか?

【久元市長】
そうです。全く新しい業種とか業態に転換をするというもの。
それもあるかもと思うんですけれども、今やっておられる仕事を続けるために新しい取り組みをする。
今まさに言われた飲食店がデリバリー配達をするというようなものとか
それから夜に居酒屋を開いているお店が昼に弁当販売をするとか。
それからいろんな店が店頭で売っている商品ををネットで販売をする。それをネットでPRをする。
ハード、ソフトのチャレンジに対して、最大100万円まで、4分の3です。
これはものすごくたくさんの方からあの問い合わせがあり、
実際に申請も始まってまして予想以上にあの手応えを感じています。

当初5億の予算を4月の補正で用意をしたんですけれども、
とても足りないと言うことで、明日提案理由説明を議会でし、
10億円上乗せしようということで議会にお願いをしたいと思っています。

【藤岡】
6月19日までということなんですが
またこれは予算第2弾で補正予算を出して継続していくということですね。
先ほど出ました第2弾の神戸市の補正予算についてなんですけども、
主に3つあります。
経済そして生活、医療に112億円ということなんです。

まず一つ目が中小企業チャレンジ支援、
その他にもオンラインストアでの新たな出店の支援であったり
特徴的なのが、芸術活動への支援というのもあるそうですね?

【久元市長】
そうですね。いろんなイベントが中止になったり
それからライブハウスが残念ながら休業要請の対象になったり
そういう芸術関係の仕事に従事されているアーティストのみなさん、
お店を展開されてる皆さんはかなりあの影響を受けておられる。
そこでアーティストの皆さんが独自の芸術活動、例えばオーケストラとかブラスバンドだとか、ジャズオーケストラだとかが十分な観客の間隔を取ってライブのコンサートすると同時にそれをネット配信するとか。
そんな取り組みに対してですね、一人当たり10万円を基準に助成をしようと。
それからそういうライブハウスなどの施設を運営されている方に対してもですね、最大75万円の助成をしようとこういう取り組みです。

【藤岡】
続いて生活について見ていきますけども例えば画面変わりまして
妊産婦のタクシーの助成であったりとか
全ての小中学校の児童生徒に一人一台のノートパソコンを提供というか
運用の仕方は決まってないんですね?

【久元市長】
今年度中にはもちろんこれは教育委員会が用意をして
自宅の学習に使ってもらう。
全部の小学生中学生にこれを用意しようというものですね。
それから妊産婦の皆さんはやはりコロナの感染症が広がって、
外出についてもいろんな不安を感じておられると思います。
タクシーを使って外出をしていただくことも想定されますから、
市内の妊婦さんですね約1万9千人の方々を想定してるんですが
1人1万円分のタクシー利用券をお配りしようというもので、健康診断などに
活用していくということです。
もうあの何に使っていただいてかまいません。

【藤岡】
最後に医療について
PCR検査の拡充であったり、神戸市立医療センター、中央市民病院の臨時病棟の整備も予算に入っています。

【久元市長】
中央市民病院では院内感染が発生しましたから、
やっぱり重症患者の病棟は別に用意した方がいいのではないかということで、
中央市民病院で今空いている駐車場用地がありますから、これにもう急ピッチで、予算案を議会で議決を頂いたら直ちに建設に入りまして、今年中にはこれをオープンさせるというつもりで進めます。

【藤岡】
この中央市民病院に関しては、明日4時キャッチで医療特集をお伝えいたします。
最後になりました。
久元市長からから、第2波の対策への決意や神戸市民のみなさんへのメッセージをお願いいたします。

【久元市長】
コロナ対策への体制、3密を避ける距離を取る。
それと同時にものすごく熱くなってきましたから熱中症への備えが大事です。
特にあの子供さん達が、登下校する時にマスクをしていると熱中症の原因になりますからマスクを外してもらうということも含めて、熱中症への備えをしっかりと行っていただくことをお願いをしたいと思います。

 久元市長、どうもありがとうございました。
神戸市役所から中継でお伝えしました。

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