宝塚市で、4人がボーガンで殺傷された事件から6月11日で1週間となりました。

警察は逮捕された男が十数本の矢を所持し、強い殺意を持って犯行に及んだとみて、捜査を進めています。

6月4日の午前10時すぎ、宝塚市安倉西の住宅で、男女4人がボーガンで頭や首を撃たれ死傷し、無職の男（23）が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。

事件では、容疑者の男の母（47）と、祖母（75）、それに、弟（22）が、いずれも頭部を撃たれ死亡しました。

また、伯母（49）は首を矢で撃たれ重傷を負いながら、近くに住む人に助けを求めました。 伯母を殺害しようとした疑いで逮捕された容疑者の男は容疑を認め、「家族全員を殺すつもりでやった」などと供述しているということです。

さらに、事件で使用されたのは5本の矢でしたが、男は合わせて十数本を所持していたことが捜査関係者への取材で分かりました。

警察は家族に対する強い殺意があったとみて捜査を続けています。