南あわじ市では新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ景気の回復を願い、人形浄瑠璃の一座が福の神「えびす様」に扮して、地元の企業や団体を訪問しました。
南あわじ市のJAあわじ島を訪れたのは国の重要無形民俗文化財にも指定されている淡路人形浄瑠璃を披露する淡路人形座です。淡路人形座は新型コロナウイルスの影響で休業していた2カ月間入場料の収入がなかったうえ、6月から営業を再開したものの客足が伸びず、厳しい状況が続いています。
そこで、営業再開の挨拶とともに、支援してくれている人たちを応援しようと、福の神「えびす様」の人形を連れて地元の企業や団体を訪問する活動を11日からはじめました。
「えびす様」を酔わせると願い事が叶うという言い伝えがあることから、JAあわじ島の職員は「えびす様」に次々と酒を献上していました。淡路人形座は島内の企業や団体およそ50カ所を訪問する予定です。