2020年06月10日(水曜日) 17:53 地域・まち

【特集】有馬でいやしの照明づくり体験

歴史情緒あふれる有馬温泉街。

街の一角にあるのがその名も「照明塾」。

ふわりと飛び立つブタに、いまにも寝息が聞こえてきそうなネコ。

目を引くのは、温かい光を放つ色とりどりの明かりです。

こちらは兵庫県唯一の手づくり照明教室。 教えているのは、橋田裕司さんです。

「すごい影響受けているのにあんまり意識していないのが光の世界。いやしの明かりと言うてしまえばわかりやすいですけれど。」

橋田さんが、照明作りを教え始めたのは、今から24年前。

元々、照明器具メーカに勤めていましたが大量生産ではなく、一人一人に合った明かりをと独立 を決めました。

最初に大阪で教室を開くと、すぐに予約でいっぱいに。 今では、東京や滋賀など9つの地域を拠点に光の魅力を伝えています。

「自分で作れば非常に愛着がわいて可愛い我が子のような、そういう明かりができるんで」

誰もが気軽に作ることができるということで、さっそく体験。

「とりあえずどんなもんを作るかいくつか絵を描いてください」

まずは、頭に浮かんだイメージを 絵にします。1つに絞らず、いくつか描くのがポイントです。 今回は太陽や月など6つを書きました。

この中で先生が、目をつけたのは。

「これは何ですか?」

「私名前が小松田と言いまして小松菜で…」

「あ…じゃあこれいきましょか。」

苦し紛れに描いた「小松菜ちゃん」。

「絶対面白い作品になる!」とお墨付きをもらい照明作り がスタート!

使うのは、針金。ペンチを使って輪郭や顔のパーツを作ります。

目や鼻、口をどんな大きさにするか、どの向き置くか。自由にイメージを形にしていきます。

橋田さんが勧めるのは、明かりで心をいやすライトテラピーです。

気に入った照明を使うだけではなく、自分で作ることがリラックスにつながると言います。

「この中心を決めるこの線、これが表情を決める重要なポイントなんですよ。例えば鼻の位置が ここかここか。」

教室で大切にしているのは、オンリーワンの作品。初心者でも個性をうまく表現できるようアド バイスはいたってシンプルです。

パーツを置く位置を決めたらはんだで固定。

骨組みを作っていきます。最後は和紙を使って彩りを。

黙々と作業すること約3時間…。あの「小松菜ちゃん」は。 ぱっちりとした瞳に。

いたずらな口元。そしてみずみずしいエメラルドヘアー。 畑の妖精に大変身!

「みんな自分で作ったもので感動したりこんなものができると思わんかったという反応が多いですよ。だから、絵は下手でいいんです。」

まるでわが子のように愛しい明かり。 青っぽい色は興奮を落ち着かせる、赤っぽい色はほっこりとした気持ちになれる…などの効果が 期待されていて、医療や介護の現場でも取り入れられています。

「人間である限り、絶対必要なんですよ。こういうほのかな明かりっていうのは」

心を照らす自分だけの明かり。みなさんも一度作ってみてはいかがでしょうか?

■2020年6月10日放送「情報スタジアム4時!キャッチ」より

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