丹波篠山市では新型コロナウイルスの影響で休業していた、廃校した小学校を使った宿泊施設が営業を再開しています。
兵庫県丹波篠山市の「泊まれる学校 おくも村」は、2020年4月のオープン直後に緊急事態宣言が出たことで一時休業し、6月1日からようやく営業を再開しました。
施設は少子化で2016年に閉校した旧大芋小学校を使ったもので、教室に畳を敷き客室にしたほか、男女それぞれのお風呂も設置。
広いグラウンドではバーベキューなどもできますが、現在、宿泊客は入っておらず、7月に5件の予約が入っているということです。
おくも村の江坂道雄さんは「阪神地域から1時間くらいの場所にあり、泊まる場所があったら良いということを訪れた多くの人から聞いたことが泊まれる学校にしていくきっかけだった」と話しました。
「泊まれる学校 おくも村」は8人以上から宿泊でき、中学生以上は3500円などとなっています。
全国の使われていない学校では民間のアイデアを募集していて、地域別に文部科学省のホームページで公開されています。