■自粛中は料理も
女子サッカーなでしこリーグ1部、INAC神戸レオネッサの新戦力、FW田中美南(みな)が5月下旬、リモートでのインタビューに応じた。
田中は昨季まで日テレに所属。4年連続リーグ得点王に輝き、なでしこジャパンのエースとしても活躍してきた。「環境を変えて成長したい」とライバルINAC神戸への移籍を決断。日テレ時代と同じ背番号「9」を背負う。
コロナウイルス感染の影響でなでしこリーグは3月22日の開幕が延期となり、INAC神戸もチーム練習を自粛してきた。
「いま体幹トレーニングをしたり、あと映画とか海外のドラマを見ることが好きなんで、そういうのを見たり、料理をしたりです。(外では)走りに行ったり、サッカーテニスとか、リフティングしたり」
「普段なかなか料理するの苦手だったんですけど、少し楽しいなと思えてきたんで、(スマホ画面を見せながら)これはこのあいだ作った和風パスタです。ほかは唐揚げとポテトサラダを作りました。けっこうおいしかったと思います(笑)」
■五輪で貢献したい
「(今季は)まずはしっかり得点を取ってチームに貢献すること。INACのサポータ-の皆さんの前でゴールを取ること。あとはチームメイト、いい選手いるので、そういう選手を生かしながら面白い試合をしたい」
「(求められているのは)ゴールに向かう迫力。どんな時でも抜け目なくゴールを狙う姿勢が大事だと思います」
「(東京五輪が)来年に延期になったが、モチベーションは変わっていない。しっかりINACで活躍し、(五輪)メンバーに選ばれて、東京五輪の舞台でもチームに貢献できるように心と体をしっかり作っていきたい」
■サッカーは楽しい
INAC神戸は6月1日から活動を再開した。2日は練習拠点の神戸レディースフットボールセンター(六甲アイランド)での練習を報道陣に公開した。
練習後、取材を受けた田中は、「サッカーは楽しい。ボールの感覚やシュートの感覚がシーズン中とは違うので開幕までに調整していきたい」と語った。
■7月18日に開幕
なでしこリーグは6月2日、開幕日を7月18日(土)とすると発表した。
対戦カードは未定で、第2節まで無観客とし、それ以降は感染状況などを見て決定するとしている。
(浮田信明)