緊急事態宣言の解除を受け、兵庫県は21日休業要請の対象を大幅に縮小しました。その一方で、引き続き要請が続いているライブハウスは、依然先の見えない状況が続いています。
神戸市中央区のライブハウス「バリット」は2004年に誕生し、一流アーティストだけでなく新人ミュージシャンの活躍を支えてきました。多くの人に親しまれてきたこの場所は、コロナウイルスの感染拡大が1つの山場を過ぎた今も、苦境に立たされています。
ライブハウスは、ほかの地域で集団感染が発生したこともあり、今回、休業要請解除の対象にはならず、5月末まで要請が続くことに。さらに、オーナーの南出さんは、解除されてもアーティストや観客の安全を考え、6月末までは休業することを決めています。
3月からライブハウスとしての収入は途絶え、音楽を通じて夢や希望を届けてきた店は今、その存続自体が危ぶまれています。