兵庫県内有数の茶の産地、丹波篠山市の味間地区では新茶の収穫が最盛期を迎えています。
一面に広がる鮮やかな緑。 丹波篠山市の味間地区は標高が高い上に昼と夜の気温差が大きく茶の栽培に適していて平安時代初期には生産が始まったとされています。
地元の組合に加盟する65の農家が栽培する茶は丹波茶と呼ばれ、古くは皇室に献上されたり薬に使用されたりしてきました。
「茶摘み」の歌に「八十八夜」とあるように立春から数えて88日目ごろのこの時期は新茶のシーズンで、生産者たちが手際よく作業を進めていきました。
2020年は天候に恵まれ例年通り60トン近くの収穫を見込んでいるということで、摘み取られたあと、工場で蒸したりふるいにかけられたりして香り豊かな茶葉が出来上がります。新茶は6月はじめごろから販売される予定です。