神戸の王子動物園で飼育されているジャイアントパンダがふるさとの中国に帰ることになりました。
中国に返還されるのは神戸市立王子動物園で飼育されているジャイアントパンダの雌「旦旦(タンタン)」です。
旦旦は2000年に繁殖のため、雄の「興興(コウコウ)」とともに期限付きで神戸にやってきて、2007年に妊娠するも死産、2008年には赤ちゃんが生まれたものの、4日後に死んでしまいました。
2010年に興興が死んでからも、神戸市が中国側と交渉し旦旦は継続して王子動物園で飼育されていましたが、2020年7月の契約期限を前に19日、中国・四川省に帰ることが発表されました。
王子動物園は現在、新型コロナウイルスの影響で臨時休園していていますが、6月1日から抽選制で1日2000人に入場を制限した再開を予定していて、旦旦のお別れの会などを検討しているということです。
また、神戸市は別のつがいを借りられるよう引き続き中国側に要請することにしています。