2020年05月19日(火曜日) 13:12 地域・まち

【中継】豊岡市の中貝宗治市長インタビュー

藤岡キャスター:以下藤岡)
中貝市長、よろしくお願いいたします。
兵庫県内でも自粛要請解除の動きがあるとありました。
豊岡市は感染者がゼロですが、緩和の動きをどのように捉えられていますか?

中貝宗治豊岡市長:以下市長)
やはりみんなの努力、子供達も含めて、ここまで来たというのは良かったなと思います。
本当に努力されてる方々に敬意を表したいと思います。

ただその上で、人の流れとは現にありますので、
豊岡とか但馬ではまだ感染者は確認されてないんですが、明らかに京阪神と人との動きがあります。
ここはやっぱり気を緩めずに、そろりそろりと周囲をよく見渡しながら歩いてくというのが大切かなと思いますね。

藤岡)
その辺りも含めて後ほどお時間とってお話を伺いたいと思っております。
よろしくお願いいたします。

藤岡)
今週から市内全ての小中学校で週1回の登校可能日が始まった豊岡市から再び中継です。
中貝市長、よろしくお願いいたします。

市長)
よろしくお願いします。

藤岡)
豊岡市は感染者がまだ確認されていないことからも、兵庫県内でも他のエリアと異なる点というのがあると思います。
豊岡ではおとといから週1回の登校可能日を設けられましたけども、これはどのような背景があったんでしょうか?

市長)
子供たちの人生に学ぶってことですね。
3月に2週間、豊岡も小中学校を休業にしました。
その時に、子供達にどういうことが起きたのか、学校を通じてかなりつぶさに調べました。
生活の乱れ、それから栄養の偏り、運動不足、テレビゲーム付け。
あるいは特に発達に課題のある子供達のリズムは完全に崩れて、本人も家族も大変です。
そんなことがあっても元に戻したといういことがあります

今回4月早々に休業にしてるんですが、特に1年生は勉強の仕方自体を学ぶ暇もなく今日に至っています。
おそらく3月と同じ状況、あるいはそれよりも難しい状況が起きているんじゃないか、ということで保護者のアンケート調査を
しました。
小中学校の保護者ですね。やはり同じような傾向でてきています。
家に閉じ込めていたのでね。

藤岡)
アンケートについてこちらからご紹介をさせていただきます。
6つのうち3つをご紹介させていただくんですが、
まず1つ目です。

問)学校が休みになる前と比べて朝起きる時間がどうなっ たか?
これに対して64.62%が遅くなった、と回答しました。
中学生に関しては78%
8割近い回答です。

問)学校が休みになる前と比べて寝る時間がどうなったか?
48.29%が遅くなった。

またイライラについてもデータがあります
問)イライラすることが増えましたか?
学校が休みになって4人に1人がイライラが増えている、という回答もありました。

こういった辺りですけども、専門家からも提言があったと思います。
市長、このデータはどのように受け止められましたか?

市長)
臨床心理士の方々はこのようにおっしゃっています。
みんな繋がってると。
夜寝られないので朝起きられない。
朝ご飯食べられないので、体もだるくなってくる。
勉強もできない、イライラする。
こういったことが長く続くとです、学校再開後不登校につながる可能性が非常に高くなってくると思ってます。
あるいはその対人的に難しいという子どもたちもいるわけですけれども、
再開後ますますその集団に溶け込めなくなる可能性も見えてくるわけです。

ですので、やっぱりリセットしないと来てもらって、そこを軸にしてその生活のリズムを立て直してもらう。
登校日は、今勉強してるというよりもむしろ、子供たちの様子をよく先生方が見て課題を把握し、必要ならばスクールカウンセラーの人にも入ってもらって子供たちの心のケアをする。
私たちは子供たちの心に水やりをする日って言ってるんですけども、そういうことが必要なんだろうと思っています。

藤岡)
こちらに市内の児童ですが、担任の先生に給食を食べたりして勉強したりしたいっていう手紙が届いているということもあるそうなんですけども、
今後の幼稚園そして小中学校の再開については市長としてはどうお考え ですか?

市長)
できるだけ早く再開すべきだと思います。
ただ心配をされておられる保護者の方々や市民の皆さん、あるいは子供達もありますから、
そこは少しずつ日数を増やしていって、ということになろうかと思います。

藤岡)
段階的にというですかね。

市長)
そうですね、いずれ兵庫県もその緊急事態宣言が解除される日は来るでしょうから、
その辺のことを見ながら全面的に再開していくということはいるんだろうと思いますね。
私たちが子どもたちから奪ったのは勉強する機会もそうなんですけども
みんなで一緒にいる時間なんですね。

教えあったりとか、一緒に感動したりするという、そのチャンスを奪ってしまっていますから
感染症対策はしっかりやった上で早くその機会を戻してやらないといけないと思います。

藤岡)
続いては休業要請や自粛要請についてです。
豊岡市は独自の支援策があるということなんですけども、映像をご覧頂きましょう。

雇用調整、国の助成金ですね。これに上乗せをするという。
新しくお店を立ち上げている方や、支援の対象から外れた人がいらっしゃる。
ということで市独自の給付金など、10の事業があるそうですね。
特に国とか県で溢れてくる人たちをどう救うのか?

市長)
溢れてる部分をどうカバーするかというスタンスで、いろんな政策を決めています。
特に今年の1月以降に開業したような方々っていうのは国の申請とか外れてしまうんですね。でもこの方々は豊岡で挑戦をしてくれた人たちなんです。

やはりそこを応援し続けようとことでこの30万円という少額ですけれども給付金を差し上げることにしました 。
あるいはの出石の皿そばの皆さん。
大型連休中いろんな休業要請されました。
けれども 昼間開いてる蕎麦屋さんですので、休業要請の対象外なんです。
県の規制の対象外にもなってしまってる。

でもここを閉めないと、観光客の皆さんがやって来られて嬉しい反面怖い。
町を守れないかもしれない。
そういう悩みをお持ちだったわけですね。
その背中を押すように市独自で休業の支援金というものを設けました。

藤岡)
中でもこのスキー場がある 神鍋高原というのは、この記録的な雪不足も災害ともいえるほどの深刻な影響を受けました。
日高神鍋観光協会の岡藤会長に少しお話を伺ったんですけども、この冬は雪不足で春はコロナで大変な状況になっている。

5月6月の林間学校もキャンセル、夏休みもスポーツ合宿がほぼ全滅の状態で、これは収束しても厳しいんだと。

市長も支援策を用意しているそうなんですけども、夏にかけても厳しいという意見について
市長としてはどうですか?

市長)
ダブルパンチですよね。
城崎はまだカニでそれなりの収入があった後のことですから、まだ蓄えが多少おありだと思います。しかし神鍋はそれがありません。
ですのでその持続化給付金に市としては神鍋には30万円ですけれども上乗せをすることにしました。ただ、これからおそらくですね団体旅行はかなり厳しいと思います。

他方、神鍋の強みはアウトドアがあることですね。観光という観点では強みがあります。
ですのでむしろアクティビティを前面に打ち出す、あるいはその家族での旅行をターゲットにするとか、やり方はいろいろあるんだろうと思います。
そこは一緒なって考えて 行ってきたいと思いますね。

藤岡)
新規開拓ということだと思うんですが、あと豊岡は鞄の産地としても知られています。
市民の声、市に寄せられている声なんですけども
鞄が生活必需品の販売施設として休業補償の対象外になっているんですね。
実態として観光客への販売なので休業補償の対象にできないでしょうか、という声も上がっているそうです。組合も新規開拓に乗り出したということなんですね?

市長)
豊岡市からも県に対して、特に城崎なんかもう土産物屋として扱ってほしいと要請をしています。
カバンも今は生産が止まっているんですが、ミシン使うの得意ですから経産省に売り込んで、医療用のガウンを80万着注文取ってます。
設備投資は要りますからそこは市が支援を差し上げてですね、そして元々持ってた技術を新しくやり返していただく。そんなことも起きて来てますね

藤岡)
ここで河合さんからも質問があるそうですね。河合さんお願いします。

河合美智子さん)
豊岡と言うと城崎温泉、出石、但東、竹野、日高など観光地がたくさんあって大打撃だと思うんですけど、それを活性化させて行かなきゃいけないと思う反面、やっぱりどっと来たら怖いというのがあって、どんな風に解除していくのか、解除の仕方みたいなものをお伺いしたいです。

市長)
ポイントは3つ。
・子供、
・マイクロツーリズム、
・市独自の感染予防対策基準

さっきも言いましたけれども、子供達も散々な目にあってるわけですよ。家閉じ込められちゃって。なのでアクティビティ楽しみませんかと。
豊岡市の子ども応援3万人プロジェクトというのも既に予算化して、1人2千円のクーポンアクティビティ出そうと思っています

ここで憂さを晴らして下さい。家族はついてきます。

マイクロツーリズムというのも、外からお客さんを呼ぶよりも豊岡や但馬の人達に観光豊岡を楽しんでいただくというマイクロですね。

最後に、独自の感染症対策のガイドラインを作って、それをしっかり守っていく。
そのことが安全の品質保証になることなんです。

もちろん旅館とか飲食店で相当厳しい衛生管理基準を守ってるんですけども、さらにプラスアルファ。従業員の行動基準とかイベントするときの基準であるとか、そういうものを独自に作り上げて、私たちの豊岡を守ってます。来てくださいと。
その辺りからそろりそろりと行くのがいいかなと。

河合)
まずは但馬、豊岡の中から始まって徐々に、どこを安全基準にすればいいのか分からなくて
ものすごく不安になってたのでありがたいです。

市長)
おかげさまで但馬はまだ感染者が確認されてませんから、お互い知った者同士が移動する分にはやはりかなり気持ちが楽ですよね。そこから始めてはどうかと思います。

藤岡)
市長お時間となってしまいました。
最後に市民の皆さんにメッセージをお願いいたします。

市長)
何が正しいのか、みんな分からないんです。私たちも分かりません。
ですからみんなで知恵を持ち寄る。誰かを罵倒したり押さえつけるんじゃなく、
みんなで知恵を持ち合って答えを共同して求めていくそれが大切だと思います。
これって民主主義ですよね。

藤岡)
市長、公務の中お時間いただきましてありがとうございました。

市長)
ありがとうございました。

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