新型コロナウイルスの影響で収入が減った世帯を支援する国の制度を悪用し、10万円をだまし取ったとして無職の男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは住所不定・無職の男(47)です。警察によりますと、男は4月、架空の自営業者を名乗り、収入が減ったように装ったうその申請書を神戸市灘区役所内にある社会福祉協議会に提出し、貸付金10万円をだまし取った疑いが持たれています。
この貸付制度は厚生労働省の事業で、全国の社会福祉協議会が緊急小口資金として原則10万円を上限に無利子で貸し付けるもので、コロナウイルスに絡む国の制度での詐欺事件の摘発は全国で初めてだということです。
男は実際は働いておらず、調べに対し、黙秘しているということです。