全国知事会は12日、緊急事態宣言を一部解除した場合でも都道府県をまたぐ移動をしないよう、国民に呼び掛けるべきとする政府への緊急提言を公表しました。
テレビ会議方式で開催された第8回全国知事会にはおよそ40人の知事が参加しました。知事会は「全国を対象とする緊急事態宣言が一部の地域で解除されれば、宣言が続いている地域から人が移動し、新たな感染拡大を招きかねない」と懸念していて、都道府県をまたぐ移動の自粛を徹底するよう政府に要望しています。
兵庫県の井戸知事は「出口戦略の議論が先行し、緊急事態宣言の延長された意味が忘れられているのではないか」としたうえで、「第2波への対策が重要」としました。 兵庫県は今週中にも段階的な緩和を判断する方針です。