新型コロナウイルス感染拡大によって高級牛肉の需要が減り、但馬牛の畜産農家に打撃を与えています。 鳥取県との県境に位置する兵庫県新温泉町の畜産農家では、年間30頭以上の但馬牛の子牛を出荷しています。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で外国人観光客が激減したことなどにより高級牛肉の需要が減り、子牛の競り値がおととし11月におよそ117万円を付けたのに対し、今月はおよそ57万円と半額ほどに下落しています。
新温泉町で但馬牛を飼育する植田さんは5月にも子牛を2頭出荷する予定ですが、これ以上競り値が下落すると、飼育の経費が維持できないと危機感を抱いています。
来週にも同業者らと対策会議を開き、自治体に対して但馬牛の消費拡大のPRを要請していきたいとのことです。