2020年04月22日(水曜日) 17:29 地域・まち文化・スポーツ

新型コロナで部活動”休止” 高校サッカーの強豪校は今…

県内屈指の強豪として知られる神戸弘陵学園男子サッカー部。2019年、全国高校サッカー選手権県大会決勝で県立西宮高校を破り4年ぶりに優勝。全国の舞台でも実力を発揮し、テクニカルなサッカーを武器にベスト16入りを果たしました。

4月。例年ならインターハイ予選に向け、新チームとしてスタートを切る重要な時期。しかし、2020年は状況が違っています。

(神戸弘陵学園 谷純一監督)
いつも100人以上のメンバーが一生懸命トレーニングしてくれてるのを見てますので、
これだけガランとしてるのは寂しいなと思います。

新型コロナウイルスの感染が広がった影響で、2020年のインターハイ県予選は延期になりました。学校は休校に伴って部活は休止状態。部員は1か月近くグラウンドで練習することができません。

(谷監督)
うちはコンビネーションを大事にしてますので、
走りこむタイミング、蹴るタイミング、出すタイミングなんていうのが練習や紅白戦で磨かれていくものなので。

公式戦がいつ始まるかはまだ決まっていませんが、実践練習ができない状況は新チームにとって大きな痛手だといいます。

「集まることができなくても、体力と団結力を養ってほしい」。そんな思いで監督・コーチが始めたことがあります。

(神戸弘陵学園 高田慧コーチ)
毎週恒例の「家族でできるトレーニング」。今日も紹介したいと思います。

トレーニング動画の配信です。柔軟体操をはじめ、筋トレや家族でできるメニューまで。毎日1本ずつ撮影して、部員たちに送っています。

(高田コーチ)
やらされているんじゃなくて、目的だったり意義を確認しながら、自分で自発的にトレーニングに取り組むということ、
トレーニングに取り組む中で計画的にできること、このふたつが大事かなと思っています。

部員は送られた動画を観ながら自宅で自主トレ。その様子を自分で撮影し、グループメッセージで共有します。

(高田コーチ)ちょっと凝ってる子がいまして。自分で編集して。
(湯浅アナ)こういうコミュニケーションツールを使って、お互いがある意味楽しみながらできてるわけですね。

(谷監督)
やりたくてうずうずしてるけど、今はサッカーより大事なことは健康と命なんで。
この期間をうまく使うことと、再開したときに思いっきってサッカーを楽しんでもらうこと。
公式戦が行われたときには、最大の力を発揮させてやれるようにサポートしていきたいと思います。

チームのスローガンは「和衷協同(心を一つに事を成す)」。 今こそ、心を一つに試練を乗り越えます。

LINE

あわせて読みたい

広告

広告

広告

PAGE TOP