阪神淡路大震災の被災者らでつくるボランティア団体「神戸・市民交流会」の元事務局長で、追悼行事で竹灯篭を並べる活動を続けてきた山川泰宏さんが4月10日、肺腺がんのため、西宮市内の自宅で亡くなりました。
82歳でした。 山川さんは、神戸・三宮の東遊園地で毎年開催される追悼行事「1・17のつどい」に携わりました。
県内各地から切り出した竹で灯篭を作り、鎮魂の文字などを書き込み犠牲者を悼みました。
2016年に神戸・市民交流会を引き継ぐ形で発足した「神戸・心絆」の会長も務めたほか、東日本大震災の被災地にも兵庫から竹灯篭を運び、仮設住宅の住民らとの交流に尽力しました。