先週木曜日、神戸市西区の障害児入所施設の子どもたちが作ったあるもので、ギネス記録へのチャレンジ企画が開催されました。そのあるものとは?そして、ギネス記録は達成となったのでしょうか?
体育館の床一面に描かれた、横9メートル、たて6.1メートルの巨大な文章。「大空を翔る」。
この巨大な文章を構成しているのは、家の形に折られた小さな小さな折り紙です。
(ギネス世界記録公式認定員 藤渕文香さん)
ギネス世界記録挑戦本番参ります。3・2・1、ゴー!
先週木曜日、神戸市長田区の神戸常盤アリーナで開催されたギネス世界記録への挑戦。「折り紙で作った最大の文章」の記録更新を目指して、家の形に折られた折り紙を正確に並べていきます。
(新生ホームサービス 松川倫子さん)
みんな繋がってる?今から始めるので、応援していてください。
実は、この折り紙を折ったのは神戸市西区の障害児入所施設「おおぞらのいえ」の子どもたち。2019年12月のプロジェクト開始以来、およそ7000枚以上を折り上げました。
残念ながらギネス世界記録への会場には新型コロナウイルスの影響で来ることができませんでしたが、「おおぞらのいえ」と会場をネット中継で結び、チャレンジを見守ることになりました。
子どもたちから託された折り紙を並べているのは、「おおぞらのいえ」と交流がある住宅リフォーム会社「新生ホームサービス」の皆さん。
この春「おおぞらのいえ」を離れる子どもたちのために何か大切な思い出になるものをと、このチャレンジを企画しました。
折り紙の数はもちろんですが、このチャレンジに大切なのは、折り紙そのもののクオリティ。少しでも家の形が曲がっていたり、ずれているものは、公式認定員の厳しいチェックで弾かれ、予備のものと入れ替えます。
チャレンジを始めておよそ8時間。折り紙を並べて続けて、ようやく「大空を翔る」の5文字が完成しました。
(藤渕さん)
本日挑戦いただいた記録は、Largest origami sentence(折り紙で作った最大の文章)、
記録達成のためには、6000個以上の折り紙が必要でした。
果たして、その結果は…。
(藤渕さん)
Largest origami sentenceに使用された折り紙の合計は、8960個で、見事ギネス世界記録達成です。おめでとうございます!
見事「折り紙で作った最大の文章」のギネス世界記録に認定。その数なんと、8960枚の大記録です。
(松川さん)
正直いうと胸がいっぱいです。今回の記録枚数が8960枚というところなんですけれども、これがもう子どもたちが一生懸命頑張って12月から努力してきた結果なので、本当によかったなと思います。