2020年04月02日(木曜日) 10:55 地域・まち文化・スポーツ

【Vリーグ】ヴィクトリーナ姫路、竹下佳江監督が退任 V1昇格へ導く

女子バレーボールVリーグ1部(V1)のプロチーム・ヴィクトリーナ姫路は3月31日、竹下佳江監督(42)が退任し、後任の監督に中谷宏大(なかや・こうだい)コーチ(39)が就任すると発表した。

■ゼロからのチーム作り

竹下監督はヴィクトリーナ姫路の創設時(2016年)から監督に就任。わずか3人の選手と共にチーム作りをスタートさせた。同年、ロンドン五輪の銅メダルコンビ・眞鍋政義GM(現・球団オーナー)と共に記者会見し、バレーボールの発展にはプロチームが必要だと力説した。
2018年にチームはVリーグ2部(V2)に初参入。いきなり優勝してV1昇格を実現し、竹下監督はわずか3年でチームを国内トップリーグへ導いた。
今季(2019-2020シーズン)はV1のレベルの高さに苦戦し最下位(12位)だったが、積極的に若手選手を起用。2月の入れ替え戦には圧勝し、V1残留を置き土産に監督を退くこととなった。

■4年間、やり切った

竹下監督は、「当初は選手もいない状態で、ベース作りからV1リーグの舞台で戦えるところまで持っていくことが使命だと思っていたので、4年間やり切ったという気持ちが大きいです」と退任のコメントを発表した。
監督就任を熱心に働きかけた眞鍋氏は、「チーム立ち上げから3年というスピードでV1リーグで戦えるチームを形成してくれたことに感謝しかありません」とコメントした。

■フロントとして支える

退任した竹下監督はチーム運営会社「姫路ヴィクトリーナ」の取締役副社長に就任した。「今後はフロントの立場からチームを支えていきたいと思います」。
新監督の中谷氏は長野県出身。2017年からヴィクトリーナ姫路のコーチを務め、日本代表U23などのコーチも務めた。
(浮田信明)

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