役員らによる金品受領問題の再発防止を目指す関西電力が1日、株主の神戸市を訪れ、業務改善計画について説明しました。
1日午前、神戸市の久元市長を訪ねたのは、関西電力の森本孝社長ら5人です。
関電が設けた第三者委員会は3月、原発がある福井県高浜町の森山栄治元助役から関電の役員ら75人が合わせておよそ3億6000万円相当の金品などを受け取っていて、元助役の要求に応じて工事を発注した事例があり、関電による便宜供与があったとする報告書を発表。
これを受け、3月30日関電は経済産業省に業務改善計画を提出し、主要な株主である神戸市に対しても計画の内容を説明しました。
2020年6月の株主総会を経て新しく関電の会長に就任する榊原定征前経団連会長は温室効果ガスを減らすためにも原発の稼働は必要だとの考えを示しています。