2020年03月31日(火曜日) 18:00 地域・まち

【特集】医師に聞く 新型コロナウイルス対策と疑問 ~インスタント防災キャッチ

毎月お伝えしているインスタント防災キャッチ。今回は予定を変更して世界的な災害とも言える新型コロナウイルスの疑問や対策についてお伝えします。

兵庫県医師会副会長で、兵庫県の感染症対策を担当する足立光平医師にお話を聞きました。

■新型コロナウイルス どうやって感染する?

(兵庫県医師会 足立光平副会長)
ドアノブ、出入りのところで付くケースが一番多い。
電車なんかではつり革、手すりで付く場合があるので。必ず外出後は手を洗って消毒をして出入りする。

(1) 新型コロナウイルスは、くしゃみやせきをした人の飛まつを吸い込んでしまう飛まつ感染
(2) ウイルスがついたものに触ってしまい、その手で口や鼻などを触ってしまう接触感染
(3) 密閉した空間の場合では、霧のように空気中に漂う状態「エアロゾル」によって感染する危険性があります。

■スマホやトイレの便座にも注意です

(足立副会長)
プラスチックの表面で何時間か生きていると証明されている。スマホであっても表面を絶えずふいて使いましょう。
せっかくマスクしてもこれで(ウイルスを)持ち帰ったら意味がない。

■消毒はアルコールしかだめ?

(足立副会長)
普通のせっけんで絶対アルコールしないとということではない。よりウイルスに有効であるという意味ではアルコール濃度の高い70%以上のアルコールが必要。

指先、手のひら、手の甲、指の間、手首までしっかりと手洗いを。
水洗いだけでも十分に手洗いすれば効果があります。

■マスクの注意点は?

(足立副会長)
よく鼻を出している人がいるが全く意味がない。鼻とあごまでしっかりと覆うということが基本的に一番大事です。
つけたら表面(外側)を絶対に触らない。飛まつ感染を防ぐという点では大事なんで、付いたものを目に入れてしまうのが危ない。
外から帰った時は表面を触らずに耳からはずしていただいて、よく食卓で下を向けて置きますけど、これはだめ。そのまま捨てていただく。

必ずマスクを外してから手を洗う順番が大切です。

■手づくりマスクを再利用する方法?

(足立副会長)
普通の洗剤で、消毒液までつけなくてもいいですけど、手でも普通の石鹸でけっこうですから、マスクであっても普通の洗剤でけっこうですから、浸し洗いをして、もみ洗い程度にして。
あまりごしごし洗うと目があらくなって意味がなくなるので、そうならない程度に綺麗に再利用するのが一番望ましい。

LINE

あわせて読みたい

広告

広告

広告

PAGE TOP