神戸市職員のヤミ専従問題をめぐり、市は、退職金の過払い分の返還を請求するための議案を市議会の本会議に提出しました。
神戸市職員の労働組合幹部が、必要な手続きをとらずに勤務中に組合活動に従事していたいわゆる「ヤミ専従」問題を巡っては、市が11人の元役員に対し、退職金の過払い分の返還を請求してきました。
このうち、3人からは返還があったものの、8人が返還に応じず市は2019年、調停を申し立てましたがいずれも不成立に終わったため提訴の方針を固めました。
返還請求額は合わせておよそ4742万円で1人当たり500万円以上の請求については議会での決定が必要で、市は18日開かれた本会議に議案を提出しました。
この議案は、今後担当の委員会で審議し、3月26日の本会議で採決されます。