新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県内の多くの小中学校などで臨時休校が続くなか、神戸の市立中学校では17日、規模を縮小して卒業式が行われました。
市立向洋中学校の卒業式では、在校生の出席を送辞を読み上げる代表生徒1人に限定し、卒業生133人の席の間隔を大きくとったほか、国歌斉唱はせず代わりに録音を流すなど感染予防対策を徹底。
例年1時間半かけて行われますが、およそ40分に短縮するため壇上での卒業証書授与は取りやめ、校長が生徒の席に出向き一人一人に手渡しました。
また、保護者たちは会場には入れず、グラウンドで卒業生の思い出のスライドを見ながら式が終わるのを待ちました。 式のあと、卒業生たちは出迎えた保護者の前で合唱を披露。
記念撮影をするなど、久しぶりに再会した友人との大切な時間を過ごしていました。 神戸市の市立小・中学校の臨時休校は春休み開始の前日まで続き、市立小学校の卒業式は3月24日に行われる予定です。