2020年03月06日(金曜日) 11:24 地域・まち

【特集】好勝負連発! ちびっこ相撲「うづか場所」

香美町のうづか幼稚園の園児たちが7日間かけて相撲を取る恒例の「うづか場所」。好勝負連発、見ているとこちらも胸が熱くなる大会に、サンテレビの駐在カメラマンが潜入してきました。

(行司)
ただいまより、第7回ちびっこ大相撲うづか場所の土俵入りを行います。
それでは、蒼勝龍さんからどうぞ!
(子どもたち)
どすこい、どすこい!

手作りの化粧まわしとマゲをかぶり、元気よく四股を踏む園児たち。香美町のうづか幼稚園では、毎年この時期に、園児たちが賜杯を目指すお相撲大会「うづか場所」が開催されています。

まずは、好勝負が連発しました2日目の模様をご覧ください。

(行司)東、晃ノ新~。西、つむぎやま~。

この日イチの名勝負は、この2人。小さいながらも「強い心」が持ち味という晃ノ新、しこ名に「山のように大きく強く」と願いをこめたつむぎやまの一番です。

勝ったのは、「強い心」が持ち味の晃ノ新。およそ1分20秒の名勝負でした。

続いては、横綱・隼乃里と、練習のときから隼乃里以外の男の子を得意の引き落としでなぎ倒してきたそらやまの一番。

そらやま耐えるも、横綱の隼乃里が貫禄を見せつけました。

(隼乃里)
僕以外、東と西の男の子がミソラ(そらやま)ちゃんにやられてたから、仇を討てたのがうれしかった。
-ライバル?
ライバル的感じ。

(そらやま)
負けて悔しかったです。またハヤタ君(隼乃里)に勝ちたいです。

2日目の結びは、練習のときは全くの互角で勝負がつかなかった蒼勝龍と、羽空鵬の一番です。

(行司)
すごい頑張ったなぁ、頑張った。蒼勝龍、頑張ったよ。大丈夫、明日につながる。今の頑張りがあって明日頑張れる。

うづか幼稚園がある地域は、県内でも有数の豪雪地帯。このため、子どもたちの冬場の運動不足解消と精神力の鍛錬を目的に、6年前から開催しています。

(うづか幼稚園 今井鈴代さん)
今年はね、頭で考えるんですよ。練習の時から一回負けたら、ちょっと反省みたいなことをして、家から練習してきとるみたいで。
多分、去年テレビ出させてもらったから、それの影響が大きいと思って。1年前からここに来たらともかく相撲を取らないといけないという、なんか親御さんの気持ちがあって。
それで1年間かけて相撲を頑張ってきてるんだみたいなことで、子どもたちは「いつ相撲するの?」って入園式の時から言ってました。興味関心は今年はとてもあると思います。

次にカメラが訪れたのは、千秋楽です。

驚いたのは、横綱の隼乃里が全勝街道を驀進し、すでに優勝を決めていたことです。このまま負けなしでうづか場所を制するのか、隼乃里の一番に注目が集まります。

-全勝優勝がかかっているけど、どう?
(隼乃里)目指したい。
-絶対勝つ?
絶対勝つ。とにかく頑張る。

千秋楽のこの日も子どもたちの取り組みは全力です。優勝の可能性はなくても力いっぱい、手を抜くことなく一番を取ります。

注目は、4勝2敗同士、羽空鵬とそらやまの戦い。勝てば準優勝が決まる一番です。

(そらやま)1位になりたかったけどなれなかった。
-隼乃里は強かった?
はい。(隼乃里は)26だもん、体重。隼乃里が私に負ければよかったのに!

そして、全勝優勝がかかる隼乃里の一番。大記録を目前にして隼乃里、気合が入ります。

プレッシャーをはねのけました、隼乃里。実は、お兄ちゃんもかつてこの「うづか場所」を制したというサラブレッド一家なんです。

(隼乃里のお母さん)
すごい頑張ったと思います。
こっちもドキドキして、子どものドキドキとか緊張感も伝わってきますし。
でも、とても楽しそうにしているので、応援に来るのも楽しみで、よかったです。

-どうですか?優勝した気分は?
(隼乃里)うれしい。
-相撲界を目指しますか?
はい。サッカー選手になるつもりだけど。相撲も強いけど、サッカーの方がやっぱ好き。

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