県税の督促状の印刷などを請け負う会社の男性派遣社員が印刷ミスしたおよそ1000枚を社外に持ち出し一部を大阪市内の駅のごみ箱に捨てていたことが分かりました。
不適切な廃棄をしていたのは兵庫県から委託を受けていた神戸市に本社を置くさくらケーシーエスの男性派遣社員です。
県などによりますと男性派遣社員は2019年12月、およそ1800枚の県税督促状の印刷ミスを隠すために1067枚を持ち出し、そのうち206枚をJR大阪駅のごみ箱に廃棄、残りを自宅に隠したということです。
督促状には住所や名前のほか、課税額が記載されていましたが、これまでに個人情報流出などの被害は確認されていないということです。
県などは対象者におわびの文書を送ることにしています。