指定暴力団「山口組」と「神戸山口組」の相次ぐ対立抗争事件を受け、兵庫県公安委員会は26日、2つの山口組を特定抗争指定暴力団に指定することが決まりした。
特定抗争指定暴力団に指定することが決まったのは指定暴力団六代目山口組と2015年に分裂した神戸山口組です。
2つの山口組を巡ってはことしに入って抗争とみられる事件が県内で4件発生し、3人が死亡しています。
県の公安委員会は12月に入り、それぞれの組に対し特定抗争指定暴力団への指定に向けて意見聴取の場を設けましたが、組側はいずれも欠席でした。
県内の暴力団が特定抗争指定暴力団に指定されるのは初めてのことで神戸市、姫路市、尼崎市、それに淡路市が警戒区域と定められ、区域内の傘下事務所への立ち入りができなくなります。
指定は来年1月7日の官報への公示をもって効力が発生する予定で、2つの組はさらに活動を厳しく制限されます。