兵庫県公安委員会は、山口組の特定抗争指定暴力団への指定に向けて意見聴取の場を設けましたが、組側は出席しませんでした。
兵庫県公安委員会は23日朝、指定暴力団山口組をさらに厳しく取り締まるため、特定抗争指定暴力団への指定の手続きとして、組長や代理人が意見を述べることができる場を設けました。
しかし、予定の時刻を30分過ぎても組側は出席せず、意見聴取は行われませんでした。
山口組と神戸山口組をめぐっては、2019年8月以降、抗争とみられる発砲事件が県内で3件発生していて、合わせて3人が死亡しています。
特定抗争指定暴力団に指定された場合、定められた区域で5人以上の組員が集まるだけで逮捕されるなど、活動がさらに厳しく制限されます。
12月20日には神戸山口組にも意見聴取の場が設けられましたが、こちらも組側は姿を見せませんでした。
欠席した場合でも手続きは進められ、山口組・神戸山口組ともに2020年1月に特定抗争指定暴力団に指定されるとみられています。