神戸市立東須磨小学校での教員間のいじめ問題を巡り、市の教育委員会が被害教員から提供された資料の半数余りを調査委員会に渡していなかったことが判明しました。
この問題は、神戸市立東須磨小学校で40代と30代の合わせて4人の教員が20代の教員4人に暴行や暴言などのいじめを行っていたもので、実態解明のため2019年10月に弁護士による調査委員会が設置されました。
市教委によりますと、被害教員側から提供された被害の内容をまとめた文書や画像データなど19の資料のうち9点しか調査委員会に渡っていなかったということです。
事務職員が確認を怠ったためとみられ、調査委員会では当初、年内に報告をまとめる予定でしたが、追加の調査が必要になるとして年明け以降になる見込みとしています。