阪神淡路大震災から25年を迎えるのを前に、市民らから震災に関して思い入れがある品物を募って紹介する企画展が神戸市内で開かれています。
神戸市中央区の人と防災未来センターで開催されている「117BOX・いいなの箱展」は阪神淡路大震災からの25年を振り返り、震災との関わりの中で思い入れがある物を後世に伝えたい思いとともに展示するというものです。
会場には、震災当時、京都大学の教授だった河田惠昭センター長が毎日被災地に入り調査を行った際に着用していたヘルメットをはじめ、小学1年生で被災し、その後舞子高校環境防災科で学んだ女性に震災と向き合うきっかけをくれた祖父の形見の腕時計などそれぞれが大切にしてきた品物ばかりが紹介されています。
この企画展、およそ20点の展示から開始し徐々に数が増えていき、震災から丸25年となる来年の1月17日には117人分の思いが詰まった品物がそろう予定です。
人と防災未来センターでは震災からの25年で心の支えにしていたものや人に伝えたい思いのあるものなど展示する品物を一般から公募しています。