人の移動が増える年末年始を前に、神戸港では旅客船の安全点検と津波避難訓練が行われました。
国土交通省は10日から2020年1月10日までを「年末年始の輸送等に関する安全総点検」の期間としていて、神戸運輸監理部では神戸港の観光クルーズ船コンチェルトで安全点検と津波避難訓練を実施しました。
訓練は高知県沖で震度7の地震が発生したという想定で行われ、コンチェルトは津波が到達する前に港に戻り、乗客を降ろすことを判断。神戸でも増えている外国人旅行者に合わせてスタッフは日本語と英語で指示を出し、パニックを起こさないように一人一人に声を掛けながら、救命胴衣を着けた乗客を素早く陸上に避難させていきました。
国交省は年末年始に向けて、陸・海・空での事故防止の徹底を呼び掛けています。